歩いてきた、ところ。

JDになります

悪口

近所に三姉妹が住んでいる。姉妹ともによく表彰されている。習い事も多くしていてとても多彩な姉妹なのだなと思っている。

が、ここでひとつ言わせてほしい。めっちゃ「ブス」だ。

わたしも人のこと言えるほど可愛いわけではないがこれはこれは可哀想になるくらいブスだ。本当にブスだ。そんな姉妹は母親似だ。つまり母親がぶすだ。

どうしてこうもdisるかというと小学校の時からのうらみがあるからだった。

――母親に。()

 

小学校というのは学校生活の中で最も「集団行動」を求める場であると思っている。そんなわけで「集団登校」なるものがあった。集団登校とは地域ごとで分けられたいくつかの班で集合し並んで登校する。昨今の度重なる事件による防犯対策なのだと思う。毎朝決められた集合場所に決められた時間に集合する。班長は班員が揃ったのを確認して出発する。当時6年生だった私は班長を務めていた。

ある朝、集合時間を過ぎても三姉妹が来ないのだ。集団で遅刻するわけにもいかないので時間が過ぎると勝手に出発することになっていた為わたしは三姉妹を待つことなく出発した。

翌日、三姉妹の母親が私のもとへやってきた。

「なんで昨日呼びに来てくれなかったのよ!」

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小学生のわたしでもさすがにおかしいと感じた。いやいやいや、なんで呼びに行かなあかんねん、と。そこで私は反論した。

「決まりは守ってくださいよ、遅れそうなら自分(母親)が連絡しに来てください。遅れる方が悪いんじゃないですか。」

周りにいた保護者から褒められた。正直こんなこと小学生じゃなきゃ言えてなかったように思う。

 

そんなわけで怖いもの知らずなわたしは小学生の時から形成されていたことがよくわかる。今でもこのおばさんは嫌いだ。ちょっと太っていて痩せようとするものの方法が「耳つぼダイエット」で、「いや動けよ」とか小学生ながらに思っていた。

 

わたしの考えがおかしいのかあのおばさんがおかしいのか、どちらを正義とするかはわからないがわたしは間違ってないと思うのでこれでいいと思っている。変な大人が世にいるのか私が変なのか。わたしはわたしの正義で生きていたいし間違ったことを飲み込んで生活したいとも思わない。だからこそわたしは人の上に立ちたいと思うのだけれどそんな動機じゃだめだろうか。

 

ちなみにこのおばさんの話をすると私とお母さんは最高に盛り上がる。コミュニケーションをとるのに一番早い方法が共通の嫌いな知人の悪口だ。滑稽だな。